100均の材料でプラ板が作ることができるのでぜひやってみましょう!
材料を集めよう
まず最初に材料集め。
必要なものは以下のもので手軽に手に入るものばかり。
・プラ板(0.4mm)
・ストラップパーツ
・色鉛筆
・サインペン(黒)
・紙やすり200~300番くらい
・下絵・アルミホイル・クッキングペーパー
プラ板は0.2㎜、0.3㎜、0.4㎜と販売していて厚みが出る順で値段が高くなっていきます。0.4が一番厚みがあるキーホルダーを作ることができるのでこれを使います。100均販売しており、A4サイズで一枚110円となっています。これでももちろんいいのですが、私は個人的にはタミヤの0.4㎜を使っています。アマゾンだとB4サイズで4枚入り573円で1枚140円程度。B4サイズであることを考えるとA4サイズなら100円程度で100均とほぼ同じということでこちらにしました。
ストラップパーツは100均でいろんな種類があるので気に入ったものをご購入下さい。キーチェーンみたいなものでもOK。
色鉛筆としましたが、カラーマジックだと色の調整が難しく色をそろえるのにコストがかかります。色鉛筆が安価でかつ、きれいにできるということで今回はこれを使います。
サインペンは油性のものを使います。縁取りするために必要となります。彗星マジックは消えるのでダメですがポスカ等であればOK。
紙やすりはプラ版に色鉛筆で色を付けるために使います。きめが細かすぎると色が乗りにくいということもあるので今回は200~300の目の紙やすりとしました。
下絵を用意しよう!
さあ材料が揃ったら作っていきたいのですが、ここで大事なのが下絵です。この下絵がいかに作りたいものであるかどうかが重要ですのでいろいろさがしてみましょう。
下絵があれば下絵をトレースする形になるので絵が苦手な人でも驚くほどきれいに作ることができます。
下絵はパソコンなどのソフトで加工できるようであればそれで作るのがおすすめですが、もしPCがなければ塗り絵など使えば好きなキャラクターを作ることができると思います。塗り絵はすでに色を塗っているものでもトレースさえできれば問題なしです。大きさが調整したければプリンターなどで拡大縮小して印刷してもいいかもしれません。絵のサイズはキーホルダーを作ることを考え10cm四方くらいの絵がベストだと思います。
塗り絵が手元になければ公式サイトなどでも配布している無料のぬりえがあったりもするのでそういう塗り絵を印刷してもいいと思います。印刷する際に倍率でサイズ調整できればよりいいと思います。
2021年1月時点で公式で公開している塗り絵(リンク切れあったらごめんなさい)
鬼滅の刃、任天堂いろいろ、ポケモン、ドラえもん、ドラゴンクエスト、
今回は権利の問題でいろいろ面倒そうなので、オリジナルキャラクターを無理やり作りました。これをキーホルダーにしていきたいと思います。
公式キャラクター 「ふかえちゃんとかみ爺」
PDFを印刷したい方はこちらをクリック
作ってみよう!
まずはかみ爺を作ります。プラ板を下絵に合わせてカッターかハサミ切ります。
カットする際はギリギリで切らないで1㎝程度余白を開けて切ります。プラ板は焼いたときに伸縮率が縦と横で変わることが多々ありますので3×3㎝程度をあらかじめ焼いてみて伸縮率を確認しておくことをお勧めします。
この場合縦より横の方がちじむ割合が高いので少し横長の下絵にして印刷しています。
絵をかく前にやすり掛けをします。
丸く円を描くようにやすり掛けをしています。縦方向だけ、横方向だけなどだと色鉛筆のノリが悪くなるのでいろんな方向にやすりをかけて細かな傷をつけておきましょう。
これでもまだです。このとき、100番以下の荒い目のやすりだとサインペンがにじむので200番以降の目の細かいやすりを使ってください。
これくらい全面が白く濁ればOK。この下地処理は手を抜かないように行ってください。お子さんでできないようであれば親御さんの方でやってあげてください。
それでは下絵に沿ってサインペンでトレースしていきます。白くなったとはいえ、下の絵は十分透過するのでとても書きやすいと思います。ずれないようになぞりましょう。
ずれないように手で押さえて書きましょう。黒鉛筆でなぞるのもOKですが、太目にしておいた方が絵がくっきりすると思うので意識してトレースしましょう。
トレース作業が完了しました。塗り絵の様な感じになればこれで次に進みます。
色鉛筆で塗り絵作業にかかります。
ジャンジャン塗っていきましょう。細かい部分は削りながらきれいに塗りましょう。
白の部分は必ず白の色鉛筆で塗っておきましょう。白がないと透明になって完成イメージがだいぶ変わります。
いい感じに塗ることができました。
周りを切る前に穴をあけておきましょう。穴がないとキーホルダーにできません。また焼いてからだと穴をあけるのが大変になるので焼く前にあけその穴を基準に周りを切ります。穴をあける際は1穴のパンチが便利ですが、なければ2穴のパンチで開けましょう。思ったところにあけるのが意外と難しいのでいらない紙などで位置を確認しておいた方がいいと思います。
はさみできります。ギリギリで切るのが難しいので5mmくらいの余白を開けておきましょう。透明だし、焼くと縮むので気にならなくなります。
大き目の切れ端はあとで使えるかもしれないので置いておきましょう。ガラスっぽいパーツなどが作れます。いらなければ捨てちゃいましょう。
ここまで来たら後は焼くだけ。焼くのはオーブントースターでOKです。焼いた後にまっすぐにそろえるために板などで押さえます。板がなければ辞書など分厚い本などでもOKです。色移りしないようクッキングペーパーなどを間に挟んでください。(図のサンプルは木の板にクッキングペーパーを張り付けています)
焼いたプラ板をまっすぐに矯正するためできるだけ平らな面を抑えで使いましょう。私は木の板を使っていますが木の板だと若干の木目も出てしまうこともあるのできれいに仕上げたければ抑える板は平らで滑らかなものを使用してください。プラスチックのトレーみたいなものでもいいかもしれません。その際も必ずクッキングシートは使いましょう。
アルミホイルをくしゃくしゃにして伸ばしプラ板を置きます。このとき書いた面(色鉛筆で絵を付けた面)を下にしてください。逆にするとアルミホイルに引っ付いてしまうことがあります。
トースターをあらかじめ温めておいて、中に入れます。蓋をして中を確認します。入れてすぐ変形が始まり、ぐにゃ~っと変形が始まります。
ここで焦らずじっと待っていれば、20秒程度で動きが止まります。動きが止まって縮んだのを確認したらすぐに取り出します。熱いので綿の軍手などがあれば使いましょう。20秒はあくまで目安です。
板または本などで挟んで軽く押さえてまっすぐに矯正します。ここでちゃんとまっすぐにしないときれいなキーホルダーになりません。
下絵から見ると4分の1程度に収縮しました。
ここまでくるとほぼ完成ですが今回はストラップのパーツを付けたいと思います。このパーツはいろんな色や種類が100均などでたくさんあるので自分が欲しいものを買っておいてください。
爪の部分をプラ板に取り付けたかったのですが、穴のサイズが合わなかったため取り付けができない状態でした。
なので丸環パーツを付けました。マルカンはダイソーなど100均でも売っています。
3パターンあったので中くらいのを付けてストラップパーツを付けました。いい感じ。
いい感じに完成しました。かばんやカギにつけれますね。
厚みもちょうどいい感じやはり0.4㎜がいいですね。
続いてふかえちゃんも作っていきます。先ほど同様やすり掛けをします。ふかえちゃんは巫女さんのイメージです。
トレースして色塗り。白も忘れず塗りましょう。
色塗りが終われば穴をあけます。
周りを切り取り役準備。周りを切り取る際はとがった部分があると危ないので丸く切っておきましょう。
先ほど同様に予熱したオーブントースターに絵を描いた面を下にして投入。
20秒程度で縮んだら取り出してプレス。あくまで20秒というのは目安であってトースターの温度や性能で変わる場合があるのでしっかりプラ板を見ながら判断してください。ぐにゃーっと曲がって収縮が終わり落ち着いたら取り出します。早すぎたらいい感じに仕上がりません。
取り出したら速やかにプレス。
パーツを付けて完成させます。今回は丸環(マルカン)なしでもいい感じに爪を付けることができました。穴の上の余白の幅で付けれるものと着けれないものがあります。穴の上に余白がなければないほどつけやすいのですが、幅が狭いと強度が下がります。この辺は好みで調整してみてください。届かなければマルカンを使いましょう。
無事2つのキーホルダーが完成しました。ん~いいかんじ。
厚みも程よいサイズになりました。
今回はオリジナルキャラを突貫で作りましたが、下絵さえあれば人気のキャラクターなどなんでも自由に作ることができます。
小学校の行事でよくやっていたのですが、大人気でみんな時間を忘れて作りまくってくれます。絵が得意じゃなくて図工が苦手な子でも好きなキャラクターのキーホルダーが作れるとわかるとチャレンジしてくれたりもします。簡単なので思ってた以上のものが出来上がり、「自分でもできる!」と自信を持ってくれるきっかけにもなります。
どんな芸術家も最初はトレースから始めます。字を習う書き方でも最初はトレースから入りますよね。お子さんが興味を持つキャラクターの下絵を準備すればノリノリでやってくれるはず。好きなキャラのキーホルダーづくりが家でできます。お金もそんなにかかりません。ぜひ準備をしてチャレンジしてみてください。